̄│石│山│本│願│寺│ ̄

2020年07月30日 06:00

[ツバメ速報]

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1: 名無しさん@おーぷん 20/07/29(水)20:59:19 ID:KP5
天正四四八年 文月弐拾玖日

 豊臣による卑劣な絨毯爆撃によって灰燼と化した本願寺一行。特に稲生亜と小僧坂本の被害凄まじく、何を迷うこともなく戸田の封である。
 此の状況下にて、三散華山田が戦列を離れていることはむしろ僥倖であった。此の惨状に巻き込まれては此の男とて耐えられはせぬ。
 だが代わった小僧宮本、白き翼廣岡、疾馬塩見による花火三連発は信徒に一縷の望みを与えた。金剛原さえ守護を成せば、もしやするやも知れん。
 微かな希望を手繰り寄せる第二戦は、静かに始まろうとしていた。

 金剛原は其の身に呪いを抱えている。蝕む痛みに歯を食いしばりながらも、以前の合戦では手柄を得た。だが呪いは甚大、今宵も第五戦線迄のみを約束されている。
 第一戦線、試練に原は然し、笑っている。絵好婆や水軍指揮村上の謀反未遂、あるいは狭き門を潜り抜け、陣を総て包囲されるも、僅かな手傷のみで原は第一戦線を突破。

2: 名無しさん@おーぷん 20/07/29(水)20:59:26 ID:KP5
 此れにて調子が出たか。度重なる狭き狭き関門を突破し、金剛は第五戦線迄駆け抜け一息。金剛の完全復活まで、そう日は長くないだろう。

 一方攻撃陣、金剛にまたしても勝利をと結束。第四戦線、豊臣軍先鋒 軽詩愛に僧長青木が長距離射撃を叩き込むと、よろめいた伴天連に水軍指揮村上が砲撃敢行。第一戦線の借りは返した。
 更に第六戦線、疾馬塩見の出走である。鉄球投げ梅野の危機に小僧長谷川を乗せた塩見が駆け抜け、定火消能見を引き倒す始末。此れにて戦況は本願寺優勢と相成った。
 第七戦線には嘗ての威光を取り戻した幕賀府が開かれると、第八戦線はやや激しい舞台が昇華清水によって展開される。然し豊臣軍に決定機与えず、第九戦線には和尚が立つ。
 以前の戦いでは、乱れから来安の手柄を奪い、あろうことか自らが其の位置に座った。負けはしなかった。ただ、それだけなのだ。
 故に挑む。此度こそ完璧な守護を見せ、金剛に報いねば。石山本願寺、勝利まで残るは首三つである。

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