̄│石│山│本│願│寺│ ̄

2020年07月16日 01:00

[ツバメ速報]

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1: 名無しさん@おーぷん 20/07/15(水)22:20:24 ID:8jp
天正四四八年 文月拾伍日

 最悪の結末であろう。老師の手柄は又しても失われ、豊臣軍の手に掛り散る。支柱を失った本願寺一行は動揺を隠せずにいた。
 加え、三散華山田の容態が芳しくない。此れ又荒療治ではあるが、二の陣の守護に切り札荒木を宛がうなど、緊急事態が続いている。
 戦法は稲生亜である。合戦訓練では優秀な成績を残した此の伴天連であるが、此処迄は天運にも見放され、泥を啜る始末。
 此れに苦労人井野が背を合わせ、我ら猪軍として戦わんと士気を上げている。
 此度はどうなるのだろうか。一行は不安気に、止み始めた雨を眺める以外になかった。

 豊臣軍が待ち受ける。其の先鋒は軽詩愛。第一戦線から此れを攻撃すると、彼の者が退いた第六戦線には絵好婆による砲撃が初成功。此れを祝うように、第三戦線では稲生亜が花火を打ち上げた。

3: 名無しさん@おーぷん 20/07/15(水)22:20:45 ID:8jp
 だが其の第六戦線、突如として幻惑呪術が掛かる。何事ぞ。此れに狂わされたのは真の本願寺信徒長谷川、並びに幕賀府であった。
 彼らに聞こえるは、幸福な我が家にお出でという甘い誘い。此れに二人は戦線を放棄、豊臣軍に本陣の一斉突入を許す始末である。
 更には第七戦線、伴天連 暴亜に鉄球投げ梅野が陥落。馬明日の再来である。其の一言のみを残し梅野は其の任を終えた。

 だが此れでは終わりはせぬ。奮起するは本願寺一行。第七戦線、呪術など知らぬと水軍指揮村上の強烈な一撃が炸裂。此れにて再び風向きは本願寺。定火消能見に火が付き、倒れるのみである。
 更には第九戦線またしても絵好婆、馬場から馬を解き放つ始末。馬に乗って勝鬨の声を上げているのは苦労人井野。此れにて豊臣軍城下の状況は最早しっちゃかめっちゃかである。
第八戦線はあっと言う間に昇華清水が鎮圧すると、第九戦線には和尚が現る。
 かつて武士坂口は言った。我らは下町本願寺であると。柱が欠けても、行うことは変わりなく。
 故に挑む。本願寺一行に隙はない。石山本願寺、勝利まで残るは首三つである。

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